テレビや雑誌などといったメディアへの出演も豊富なことから、売値が億を超えるマンションの略称である億ションの仕掛け人の一人として知名度が高いのが、不動産会社のアルテカの代表である野村紘一さんです。いわゆるバブルの時代に数多くの億ションを作っては売り続けるという事業を成功させた人物であり、現在でもアルテカグループの代表として「ベルテ原宿」などの高級マンションシリーズを販売し続けております。都心の一等地に建てられている高級マンションの中には、野村紘一さんが主導して建てられたものも多いということなのです。
野村紘一さんの実績に関しては過去にメディアが何度も報じており、特に有名なのが億ションが即完売したというニュースになっています。いくらバブルの時代とはいえ売値が一億を超えるようなマンションが即座に売れるというのは非常に珍しかったため、野村紘一さんに直接インタビューするようなテレビ局も多かったのです。時代に先駆けた勝負の面もあったインタビューで語っている通り、高級マンション建築を繰り返したことには賭けの部分も大きく、その賭けに勝った人物であるとも言えるでしょう。
高級マンションが一部の地域で次々と作られたことにより、その周辺に元々あった商店街が活性化したという話もあれば、マンションの住民を対象とした飲食店やサービス業の店舗が増加したという実際の話もあります。つまり野村紘一さんのマンション事業は、街づくりにまで貢献したという驚異的と言っても大げさではない過去があるのです。当然自社の利益を求めて億ション事業を手がけたのでしょうが、マンションの開発や販売にまったく関わりの無いところにまで経済効果があったというのは、過去のマンション事業の歴史を語る上で欠かせない驚くべきエピソードだと言えるでしょう。
過去の成功体験や経営理念に関する一部のインタビューは、ネット上に無料で公開されているので、興味がある方は目を通してみるといいでしょう。